大阪の不動産でまちと人をつなげる|5-on estate  


Blog.1|喫茶水鯨

大阪府大阪市西区
Date 2022.9.10|作成者/Shingo
Blog.1

喫茶水鯨


大阪府大阪市西区
Date 2022.9.10|作成者/Shingo

西区川口に、若いご夫婦が2021年9月から始めたご素敵なカフェがあります。
 
大阪メトロ阿波座駅8番出口から、中央大通り北側の歩道を西に進み、江之子島文化芸術創造センター(注1)を右に折れ、まっすぐ北に直進します。本町通りに突き当たると西側には木津川にかかる木津川橋があり、橋を渡ってすぐ左折すると、赤煉瓦の教会として有名な川口教会(注2)が見えてきます。
 
この辺りは、安治川と木津川の分岐点に位置し、江戸幕府の大坂船手会所として、船番所や組屋敷が設置されていましたが、軍艦奉行であった勝海舟の提言で廃止され、1968年(明治元年)の大阪港(川口波止場)の開港と同時期に、跡地を外国人居留地として売却、洋館が建ち並ぶ地域として整備されました。
 
川口教会の向かいには、1928年頃に建てられた通称「川口アパート」と呼ばれる、鉄筋コンクリート造地下1階地上2階の連棟式事務所ビルが、今でも「生きた建築」(注3)として賃貸や売買で取引、使用収益されています。その一角にあるのが、喫茶水鯨です(徒歩7分)。
 
「カフェ」ではなく「純喫茶」にこだわるご主人が入れる、自家焙煎のオリジナルブレンドが480円。スッキリとした苦味と香りでとてもうまい。朝9:00からのモーニングでは、サクサクのバタートーストのセットが400円という良心的な価格です。

西区川口に、若いご夫婦が2021年9月から始めたご素敵なカフェがあります。
 
大阪メトロ阿波座駅8番出口から、中央大通り北側の歩道を西に進み、江之子島文化芸術創造センター(注1)を右に折れ、まっすぐ北に直進します。本町通りに突き当たると西側には木津川にかかる木津川橋があり、橋を渡ってすぐ左折すると、赤煉瓦の教会として有名な川口教会(注2)が見えてきます。
 
この辺りは、安治川と木津川の分岐点に位置し、江戸幕府の大坂船手会所として、船番所や組屋敷が設置されていましたが、軍艦奉行であった勝海舟の提言で廃止され、1968年(明治元年)の大阪港(川口波止場)の開港と同時期に、跡地を外国人居留地として売却、洋館が建ち並ぶ地域として整備されました。
 
川口教会の向かいには、1928年頃に建てられた通称「川口アパート」と呼ばれる、鉄筋コンクリート造地下1階地上2階の連棟式事務所ビルが、今でも「生きた建築」(注3)として賃貸や売買で取引、使用収益されています。その一角にあるのが、喫茶水鯨です(徒歩7分)。
 
「カフェ」ではなく「純喫茶」にこだわるご主人が入れる、自家焙煎のオリジナルブレンドが480円。スッキリとした苦味と香りでとてもうまい。朝9:00からのモーニングでは、サクサクのバタートーストのセットが400円という良心的な価格です。

各地のイベントやカフェで実績を積み上げてきたご主人とカメラマンの奥様が、喫茶水鯨を始めるまでのストーリーは、インスタグラムにあげられた、美しい写真のカットで、追体験することができます。
 
石川県金沢市の喫茶店「禁煙室」のご厚意で、街の人に惜しまれつつ、約50年の歴史に幕を下ろしたお店の丁度(ちょうど)類だけでなく、ステンドグラスや内装タイルに至るまで、丁寧にとりだし、自分たちで大阪まで運搬した奮闘記は、月間SAVVY(2021年9月号)で特集されました。

 
各地のイベントやカフェで実績を積み上げてきたご主人とカメラマンの奥様が、喫茶水鯨を始めるまでのストーリーは、インスタグラムにあげられた、美しい写真のカットで、追体験することができます。石川県金沢市の喫茶店「禁煙室」のご厚意で、街の人に惜しまれつつ、約50年の歴史に幕を下ろしたお店の丁度(ちょうど)類だけでなく、ステンドグラスや内装タイルに至るまで、丁寧にとりだし、自分たちで大阪まで運搬した奮闘記は、月間SAVVY(2021年9月号)で特集されました。

本棚を埋める漫画本やオリジナルの燐寸(マッチ)など、まちの人が身近にくつろぐ「純喫茶」へのこだわりが窺えます。
 
[喫茶水鯨HP]→ http://kissasuigei.com/
[インスタグラム]→ https://www.instagram.com/kissa_suigei/
 
(注1)旧大阪府庁跡地に残る、昭和戦前の建築である大阪府工業奨励館附属工業会館(1938年大阪府営繕部設計)を2012年にリノベーション。
(注2)大阪の文明開化の発祥の地である、川口居留地の面影を今に伝える、日本聖公会川口基督教会(1920年ウィリアム・ウィルソン設計)の通称。
 
(注3)大阪市が、平成25(2013)年度から取組んでいる「生きた建築ミュージアム事業」で提案された、「大阪の歴史・文化、市民の暮らしぶりといった都市の営みの証であり、様々な形で変化・発展しながら、今も生き生きとその魅力を物語る建築物等」をいう概念。川口アパートは当該事業で選定された建築ではありませんが、その趣旨である、「大阪のまちを1つの大きなミュージアムと捉え、そこに存在する’生きた建築’を通して見えてくる、多様で豊かな都市の物語性を大阪の新しい魅力として創造・発信しようとする取組み」に賛同し、’生きた建築’という言葉を使わせてもらいました。

本棚を埋める漫画本やオリジナルの燐寸(マッチ)など、まちの人が身近にくつろぐ「純喫茶」へのこだわりが窺えます。
 
[喫茶水鯨HP]
http://kissasuigei.com/
 
[インスタグラム]
https://www.instagram.com/kissa_suigei/
 
(注1)旧大阪府庁跡地に残る、昭和戦前の建築である大阪府工業奨励館附属工業会館(1938年大阪府営繕部設計)を2012年にリノベーション。
(注2)大阪の文明開化の発祥の地である、川口居留地の面影を今に伝える、日本聖公会川口基督教会(1920年ウィリアム・ウィルソン設計)の通称。
 
(注3)大阪市が、平成25(2013)年度から取組んでいる「生きた建築ミュージアム事業」で提案された、「大阪の歴史・文化、市民の暮らしぶりといった都市の営みの証であり、様々な形で変化・発展しながら、今も生き生きとその魅力を物語る建築物等」をいう概念。川口アパートは当該事業で選定された建築ではありませんが、その趣旨である、「大阪のまちを1つの大きなミュージアムと捉え、そこに存在する’生きた建築’を通して見えてくる、多様で豊かな都市の物語性を大阪の新しい魅力として創造・発信しようとする取組み」に賛同し、’生きた建築’という言葉を使わせてもらいました。