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Blog.2|中央図書館

大阪府大阪市西区
Date 2022.9.30|作成者Shingo
Blog.2

中央図書館


大阪府大阪市西区
Date 2022.9.30|作成者Shingo

大阪市西区に暮らす人が、オレンジ・ストリートや靱公園と並び西区の魅力としてあげる場所が、中央図書館です。
 
大阪メトロ千日前線西長堀駅の7-B番出口のエスレーターを上がってすぐが、図書館のメインエントランスですが、地下1階からの直接の出入口もあり便利です。大阪市に住む人だけでなく、大阪市に仕事で通う人でも、免許証などの身分証明書があれば、図書館カードをつくって利用することができます。
 
地上部分は5階建てですが、地下が6階まであることを初めて知りました。私たちが利用できるフロアは、地下1階から地上3階までですが、地下2階の駐車場のさらに下、地下3階から地下6階までが書庫となっており、国内の公立図書館では最大規模の図書約220万冊、雑誌約2200タイトル、新聞約200誌が所蔵され、あらゆる分野の知識ニーズに応えてくれます。ちなみに、4階が職員の事務所、5階が会議室とイベントホールになっています。
 
1階は生活・教育コーナー、言語コーナー、外国資料コーナー、子供の本コーナーなど、地下1階が文学コーナー、芸術コーナー、AVコーナー、まんがコーナーなどとなっており、学生や女性の利用も多いフロアです。2階は自然科学コーナー、技術・産業コーナー、人文科学コーナー、社会科学コーナーなど、3階が調査研究資料コーナー、ビジネス調査コーナーなどで、専門的な調べものができるほか、地図コーナー、大阪コーナーでは、古地図や各区の歴史編纂資料などを探すことができます。

大阪市西区に暮らす人が、オレンジ・ストリートや靱公園と並び西区の魅力としてあげる場所が、中央図書館です。
 
大阪メトロ千日前線西長堀駅の7-B番出口のエスレーターを上がってすぐが、図書館のメインエントランスですが、地下1階からの直接の出入口もあり便利です。大阪市に住む人だけでなく、大阪市に仕事で通う人でも、免許証などの身分証明書があれば、図書館カードをつくって利用することができます。
 
地上部分は5階建てですが、地下が6階まであることを初めて知りました。私たちが利用できるフロアは、地下1階から地上3階までですが、地下2階の駐車場のさらに下、地下3階から地下6階までが書庫となっており、国内の公立図書館では最大規模の図書約220万冊、雑誌約2200タイトル、新聞約200誌が所蔵され、あらゆる分野の知識ニーズに応えてくれます。ちなみに、4階が職員の事務所、5階が会議室とイベントホールになっています。
 
1階は生活・教育コーナー、言語コーナー、外国資料コーナー、子供の本コーナーなど、地下1階が文学コーナー、芸術コーナー、AVコーナー、まんがコーナーなどとなっており、学生や女性の利用も多いフロアです。2階は自然科学コーナー、技術・産業コーナー、人文科学コーナー、社会科学コーナーなど、3階が調査研究資料コーナー、ビジネス調査コーナーなどで、専門的な調べものができるほか、地図コーナー、大阪コーナーでは、古地図や各区の歴史編纂資料などを探すことができます。

中央図書館で特筆すべきは、インターネットで使える図書館サービス、電子書籍EBSCO eBooks(エブスコ・イーブックス)とデジタルアーカイブです。
 
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=13
 
電子書籍EBSCO eBooksは、ビジネス知識の習得や語学学習に有益な専門図書や辞典類6000タイトルが、無料で利用できるサービスです。必要なページのPDFの保存や印刷ができるだけでなく、電子書籍内のキーワード検索もできます。
 
私は、「西山夘三」で検索。日本の住宅問題の研究者で建築家である西山夘三先生の、「安治川物語:鉄鋼職人夘之助と明治の大阪」に出会いました。大阪西九条の鉄鋼職人であり町工場主であった父の一代記をまとめたもので、完成を待たずに夘三先生が他界されたため、NPO法人西山夘三すまい・まちづくり文庫が遺稿を整理し、資料に基づく図版等も新たに作成して編集したものです。499ページに及ぶ著書を、自宅にいながら、いつでもどこからでも読み進めることができます。また、中央図書館のデジタルアーカイブでは、著作権の終了した昔の写真・絵はがき・古文書、古地図を検索し、オープンデータとして、個人のブログや、商用での利用が可能です。
 
さらに、市内各区の地域図書館の取組みも興味深く、此花図書館では、「万博2025関係掲載雑誌リスト」を作成していて、「SPA!2016年1-12合併号/猪瀬 直樹:次は2025年・大阪万博を獲りにいく」から、「 Voice -新しい日本を創る提言誌- [2022]-9 / 537号/結城豊弘:地域から日本を動かす<5>」まで、436もの記事リスト(2022年9月17日現在)が公開されています。2025年に此花区夢洲で開催される大阪・関西万博は、大阪のベイエリアの活性化や我々の拠点である阿波座の発展にも影響を与えることが期待されています。
 
中央図書館は、テーマをしぼった調査や取材のために、個人では保存の難しい雑誌などを創刊号から探し出せるだけでなく、全国の図書館で保管されている書籍や資料を検索して取り寄せてくれる、本当に優れた施設でありサービスです。これからまちの歴史や地域の魅力を掘り起こしていくために、実際に対象地を訪れ、その場所やその場所を含む地域の特徴、その地域と周辺の地域との相互関連を把握しながら、その場所の成り立ちを知り、現在、その場所が人の生活や活動にどのように貢献しているのか、その場所が発信しているものは一体何なのか、その場所は将来どのように変化していくかを考えるためには、この知の宝庫からできるだけ多くの情報を見つけ出し、それを読むことが必要になるでしょう。
 
大阪市立中央図書館は現在、「辰巳商会中央図書館」と呼ばれています。大阪市立の施設は、2019年から始まった、ネーミングライツ事業により、民間のパートナー企業を募集して施設の魅力を向上させる名称となるよう、民間企業名を施設に使い、大阪市の財源確保を行う事業を実施しています。
株式会社辰巳商会は、1920年に港区築港で創業された、海運事業を中心に国内・海外で倉庫・運送サービスを展開する総合物流企業です。
河川港のため水深が浅く、開港後しばらくで外国船の入港が途絶えた大阪港を再興するため、江戸時代の浚渫工事でできた築山の天保山を近代式の貿易港とする、第1次大阪港修築事業が1897年から32年の歳月をかけて進められました。辰巳商会はこの第1次修築事業の中で創業した海運会社であり、中央図書館の名称にも、まちの歴史が重なります。

 
中央図書館で特筆すべきは、インターネットで使える図書館サービス、電子書籍EBSCO eBooks(エブスコ・イーブックス)とデジタルアーカイブです。
 
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=13
 
電子書籍EBSCO eBooksは、ビジネス知識の習得や語学学習に有益な専門図書や辞典類6000タイトルが、無料で利用できるサービスです。必要なページのPDFの保存や印刷ができるだけでなく、電子書籍内のキーワード検索もできます。
私は、「西山夘三」で検索。日本の住宅問題の研究者で建築家である西山夘三先生の、「安治川物語:鉄鋼職人夘之助と明治の大阪」に出会いました。大阪西九条の鉄鋼職人であり町工場主であった父の一代記をまとめたもので、完成を待たずに夘三先生が他界されたため、NPO法人西山夘三すまい・まちづくり文庫が遺稿を整理し、資料に基づく図版等も新たに作成して編集したものです。499ページに及ぶ著書を、自宅にいながら、いつでもどこからでも読み進めることができます。
また、中央図書館のデジタルアーカイブでは、著作権の終了した昔の写真・絵はがき・古文書、古地図を検索し、オープンデータとして、個人のブログや、商用での利用が可能です。
 
さらに、市内各区の地域図書館の取組みも興味深く、此花図書館では、「万博2025関係掲載雑誌リスト」を作成していて、「SPA!2016年1-12合併号/猪瀬 直樹:次は2025年・大阪万博を獲りにいく」から、「 Voice -新しい日本を創る提言誌- [2022]-9 / 537号/結城豊弘:地域から日本を動かす<5>」まで、436もの記事リスト(2022年9月17日現在)が公開されています。2025年に此花区夢洲で開催される大阪・関西万博は、大阪のベイエリアの活性化や我々の拠点である阿波座の発展にも影響を与えることが期待されています。
 
中央図書館は、テーマをしぼった調査や取材のために、個人では保存の難しい雑誌などを創刊号から探し出せるだけでなく、全国の図書館で保管されている書籍や資料を検索して取り寄せてくれる、本当に優れた施設でありサービスです。これからまちの歴史や地域の魅力を掘り起こしていくために、実際に対象地を訪れ、その場所やその場所を含む地域の特徴、その地域と周辺の地域との相互関連を把握しながら、その場所の成り立ちを知り、現在、その場所が人の生活や活動にどのように貢献しているのか、その場所が発信しているものは一体何なのか、その場所は将来どのように変化していくかを考えるためには、この知の宝庫からできるだけ多くの情報を見つけ出し、それを読むことが必要になるでしょう。
 
大阪市立中央図書館は現在、「辰巳商会中央図書館」と呼ばれています。大阪市立の施設は、2019年から始まった、ネーミングライツ事業により、民間のパートナー企業を募集して施設の魅力を向上させる名称となるよう、民間企業名を施設に使い、大阪市の財源確保を行う事業を実施しています。株式会社辰巳商会は、1920年に港区築港で創業された、海運事業を中心に国内・海外で倉庫・運送サービスを展開する総合物流企業です。河川港のため水深が浅く、開港後しばらくで外国船の入港が途絶えた大阪港を再興するため、江戸時代の浚渫工事でできた築山の天保山を近代式の貿易港とする、第1次大阪港修築事業が1897年から32年の歳月をかけて進められました。辰巳商会はこの第1次修築事業の中で創業した海運会社であり、中央図書館の名称にも、まちの歴史が重なります。